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    ID:
    39511
    年:
    2017
    月日:
    0907
    見出し:
    木の構築 工学院大学弓道場・ボクシング場
    新聞名:
    ジャパンデザインネット
    元UR(アドレス):
    https://www.japandesign.ne.jp/space/ki-kouchiku/
    写真:
    【写真】
    記事
    住宅 福島加津也+冨永祥子建築設計事務所, 福島加津也, 冨永祥子,建築 2017/9/6 15:10 デザインコンセプト 担当:福島加津也、冨永祥子/福島加津也+冨永祥子建築設計事務所 この2つの建築は、東京の西側にある大学の弓道場とボクシング場だ。
    形式的な武道の弓道と、身体的な格闘技であるボクシングのイメージは異なるが、同時期に設計されたために与条件に共通点があった まず、学生用のスポーツ施設なので親しみやすさと高揚感の両方を持った建築であることと、もう一つは偶然同じ7.2×10.8mの無柱空間であることだった。
    また、大学からの要望は木造とローコストであることが求められた。
    古建築のお堂のような中規模の無柱空間を現代の木造でつくるには、これまでにないア イデアが必要だった。
    ここから、それぞれに固有の架構形式(柱と梁で床や屋根などを支える構造形式)のスタディが始まった 建築で新しいアイデアを生み出すためには、素材の内側から考えることが有効だ。
    そのため、木材の供給や工法の研究など多様な専門家の協力を得て、弓道場に家具材のような小径材、ボクシング場に食害の柱材が選び出された。
    また、日本の伝統木造から水平と垂直の架構をサルベージすることで、 弓道場に繊細な格子フレーム、ボクシング場には力強い天秤フレームを再発見した この木の架構はビスやボルトのような日常の技術だけでつくられている。
    しかし空間の大きさゆえに日常の技術を徹底させなければならなかった。
    2つの建築の主体は7.2×10.8mの空間であり、木の架構はその背景にすぎない。
    この主体には何もないことが求められていたため、背景の存在感を強化することし かできなかった。
    結果的には主体の何もなさも高まり、背景とは異なる透明な存在感が生じている。
    この架構と空間は、個性を保ちながら時に反転してお互いを補完し、全体性を獲得。
    2つの建築は同じ地点からスタートしながら、まったく異なる架構と空間を経由して、最後にもう一度共通するテーマにたどりつい fff:

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