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    ID:
    39421
    年:
    2017
    月日:
    0828
    見出し:
    人の本質を表現するために“異形の人”を彫る 彫刻家・舟越桂さん
    新聞名:
    朝日新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.asahi.com/and_M/articles/SDI2017082522711.html
    写真:
    【写真】
    記事
    「多少下手だろうと、僕だけが作れる形、今まで誰もほり出してあげられなかった新しい美術の姿になっていなければ意味がない」と舟越さん  ひとつの胴に二つの頭がついていたり、背中から手が生えていたり、耳が犬のように長くたれていたり。
    彫刻家・舟越桂さんの作品は、独特な造形から「異形」と呼ばれることもある。
    しかしその不思議な美しさにはなぜか、思わず見入ってしまう力がある。  舟越さんは、ベネチア・ビエンナーレやドクメンタなど世界最大規模の国際美術展で1990年前後から注目され、国内外の美術館やギャラリーで個展が開かれるなど世界的に活躍する彫刻家だ。
    同じく彫刻家だった父親の姿を見て育ち、「小学3年生くらいからなんとなく自分も彫刻家になるだろうなあと思ってま した。
    義務感でも意志でもなくて、予感でしたね」と話す (左)手前の作品は「水に映る月蝕」、奥は「言葉をつかむ手」(中)「一番遠くにあって分からない自分自身」を見つめているという目(右)「水に映る月蝕」のためのドローイング 最初はチェーンソーで木をかたちづくり、それから木づちとノミで細かな作業をする。
    顔はサンドペーパーをかけることでしっとりすべやかに仕上げる。  ただ、父は大理石を彫ったのに対し、息子は素材にクスノキを選んだ。
    大学院生の時、初めて依頼を受けてクスノキに聖母子像を彫った時、「ああ、これなら俺にも何かできる」と思えた。
    「大理石は彫っている途中で割れちゃう可能性があるんですよね。
    その怖さをずっと味わっていなくちゃいけないことが僕の 性分に合わなくて」  けれど、クスノキはノミが触れたところだけが削れていく。
    硬すぎず、やわらかすぎず、木にノミが入っていく感触が心地よい。
    いい香りや、人肌に近い色も人物の彫像にはうってつけだった fff:

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