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- ID:
- 39380
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0825
- 見出し:
- 趣味で作る木工製品 地域の人和ませ人気
- 新聞名:
- 山陰中央新報
- 元UR(アドレス):
- http://www.sanin-chuo.co.jp/www/contents/1503479107441/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
島根県出雲市奥宇賀町の安食俊則さん(68)が趣味で作る木工製品が、地域の人を和ませている。
自宅の車庫を工房兼ギャラリーに改装し、近くの山で採った木の実や木を使って人形やアクセサリー、スプーンなどを手掛ける。
工房にはおいしいコーヒーに誘われて近所の人が集い、サロンの役割も担うな
ど、癒やしの空間を生みだしている
作り始めたのは3年前。
勤めていた鉄工会社の取引先に木工品を作る家具職人がおり、誘われた。
手始めにコップやスプーンを作って、地区の文化祭に出展すると評判を呼び、仕事を辞めて趣味に生きることを決めた
膝を痛めるまで続けていた大工の腕を生かし、車庫を改装して工房にした。
知人の依頼で、児童クラブで人形作りを指導すると、子どもたちが工房に学びに来るようになった
子どもたちの人気は、針金で手足が動き、愛きょうのある顔に仕上がる眼鏡をかけた木の人形で、あるお年寄りは名前をつけて玄関に飾っている。
ケヤキやモウソウダケを使った離乳食用のスプーンは新婚夫婦に贈り、喜ばれた
製作するのは気が向いた時だけ。
9月に入ったらストラップやカレー用スプーンを作る計画だ。
「仕事が趣味みたいなものだったが、この年で夢中になれることを見つけられたのは幸せ。
子どもたちにものづくりの楽しさを伝えたい」と話している
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