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- ID:
- 39334
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0818
- 見出し:
- 【日本最速情報公開!】『オリジナルCLTコア構法』共同技術開発により今秋完成!
- 新聞名:
- 時事通信
- 元UR(アドレス):
- https://www.jiji.com/jc/article?k=000000017.000026371&g=prt
- 写真:
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- 記事
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次世代の暮らしを考える。
これからの地球環境を考える。
ライフデザイン・カバヤは、CLTパネル工法の普及による森の再現と、循環型社会の形成を目指しています
岡山の住宅メーカーであるライフデザイン・カバヤ株式会社(代表取締役:野津基弘)は、五十田博教授(京都大学)、森拓郎准教授(広島大学)、銘建工業株式会社(代表取締役:中島浩一郎)、BXカネシン株式会社(代表取締役:二村一久)、株式会社構造計画研究所(代表取締役社長:服部
正太)と、昨年8月より進めていたオリジナルCLT構法を開発しており、この秋に『オリジナルCLTコア構法』の完成が見込まれる事となった。
《11月に予定している防災科学技術研究所(筑波)の振動台実験モデル図》
■経緯・背景
平成28年3月31日及び4月1日に建築基準法に基づき、CLTパネル工法を用いた建築物の一般的な設計手法等に関する一連の告示(CLT関連告示)が交付・施行された。
これにより平成25年12月に公布された日本農林規格に規定する『直交集成板』(CLTに相当)を用いた建築物が、一般に建築確認を
経て建築されることとなった。
しかし、現在におけるCLT工法は、CLTパネルの持つポテンシャルを十分に発揮できていないため、金物の量やCLTの量がどうしてもかさんでしまい、構造体にかかる費用が多くなってしまう。
この共同技術開発では、緻密に計算された配置により、CLTを適所に配置し、構造強度を変えることなく開放的で自由な間取りを実現することが可能になっている。
その理由はオリジナルで開発しているCLT専用金物を使用しているためである。
これまでCLT工法で建てられた国内の建物には、汎用金物(クロスマーク金物)といわれる金物が使用されていることが多い
新開発の専用金物を使用することによって、CLT同士の接合部に金物が極力見えないような形状になっており、木の風合いを生かしたCLTを現わしで利用する意匠にも対応できる。
さらに強度は一般の在来軸組工法耐力壁1枚あたりの壁倍率5倍に対し、CLT専用金物を使用したCLTパネル1枚あたりの壁倍
率は20倍にもなる。
CLTの厚さも5層5プライを中心に開発が進められていて、3階建て木造建築を基準に、耐火建築の性能も要求される高層階を目指し、木造ビルの建築も視野に入れている。
■共同技術開発メンバー
▽五十田博教授 京都大学 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja
既存の木質系部材・接合部や木質構造の構造性能評価と補強技術の開発、新たな木質系部材・接合部の開発と構造システムに関する研究、木質系部材や木質構造と他材料・構造を併用した構造の性能評価
▽森拓郎准教授 広島大学 https://www.hiroshima-u.ac.jp/
CLTを含む木質材料を用いた大規模木造建築物の設計技術、木質ラーメン構造の開発、既存木造の残存耐震性能評価、木造建築や木質材料の長期性能評価
▽銘建工業株式会社 http://www.meikenkogyo.com/
木を余すところなく使う、集成材生産と木質バイオマスのパイオニア。
集成材、製材、ペレットの販売の他、大断面集成材による木造建築の計画サポートも行っている。
▽BXカネシン株式会社 https://www.kaneshin.co.jp/
基礎金物、床下換気金物、構造金物、補強金物、2×4用金物、金物工法、制震装置、造作用金物、点検口、換気口などの製品開発、製造販売を行っている。
▽株式会社構造計画研究所 http://www.kke.co.jp/
『世界一高い建物を世界一安全に』『携帯電話をどこでも通話可能に』『ムダのない、スマートなものづくりの実現』『つい。
何となく。
曖昧なヒト行動の定量化』といった、複雑化する現代社会の課題に取り組んでいる。
▽ライフデザイン・カバヤ株式会社 http://lifedesign-kabaya.co.jp/tokken/
岡山の住宅メーカー。
岡山県内や福山市、東広島市で新築注文住宅、分譲地宅地(土地)開発やリフォーム、賃貸住宅経営までライフデザインをトータルにサポート
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