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- ID:
- 39325
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0817
- 見出し:
- 戦争末期・江別で製造 木製戦闘機「キ106」パネル展 19日には講演
- 新聞名:
- 北海道新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.hokkaido-np.co.jp/article/126040?rct=n_hokkaido
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
太平洋戦争末期に江別で製造された木製戦闘機「キ106」を紹介するパネル展が、野幌公民館ギャラリー(野幌町13)で開催されている。
市民グループ「木製戦闘機キ106を語る会」(佐藤明会長)の主催。
当時、道内各地から大勢の学生らが動員され、5機が製造されたが、間もなく終戦を迎え、実戦で
飛ぶことはなかった。
同会は「史実を次世代に伝え、平和と自由の大切さを考える機会になれば」としている。
キ106は、戦時に戦闘機用のジュラルミンが不足する中、陸軍の主力だった「疾風(はやて)」(キ84)をモデルに、王子航空機江別製作所(現王子エフテックス江別工場)で製造された。
1944年(昭和19年)に生産が始まり、終戦までに3機が完成し、軍に納入された。
計画では年間千機以上を製造する
予定で、当時は江別高女(現江別高)をはじめ各地から動員された生徒、女子勤労挺身(ていしん)隊ら約3600人が関わったという。
飛行場も建設され、農地に滑走路が造られた
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