v11.0
- ID:
- 39158
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0726
- 見出し:
- 手仕事のぬくもりと精緻な技に釘付け! 「ヨーロッパの木の玩具(おもちゃ)」展
で伝統工芸の美しさを堪能
- 新聞名:
- Pen-Online
- 元UR(アドレス):
- https://www.pen-online.jp/news/design/kinoomocha/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
誰もが幼い頃、手に取って遊んだ記憶のある、積み木やパズル。
無意識の内に触れ、親しんでいたものの中には、大人になってから改めて見直すと、そのデザイン性の高さや形の美しさにはっとさせられるものも多いかもしれません。
戦後ヨーロッパでつくられてきた、デザイン性と機能性ともに優れた木のおもち
ゃが一堂に会する楽しい展覧会「ヨーロッパの木の玩具(おもちゃ)」展が、目黒区美術館で開催中です
「子どもはおもちゃを通して、世界を知っていく」。
これはスイスの玩具メーカーの創業者、クルト・ネフが残した言葉。
それゆえに、美しく優れた玩具で遊びを通して学んでほしいと、多くの教育者たちが「手で遊び、考えること」をテーマに良質な木の玩具を考案してきました。
特に興味深いのは、幼稚園の創始者
であるドイツのフリードリヒ・フレーベルによる「ガーベ(ドイツ語でgabe。
英語ではgiftの意)」。
円筒、球、立方体を組み合わせたガーべは、現在の積み木の基礎となって、世界中に広がりました。
日本でも明治時代に「恩物」として、実際に教育現場で使用されています。
このほかにもイタリアの教育学者モンテッ
ソーリが考案した玩具などもあわせて展示。
木のおもちゃをめぐるさまざまな試みを目にすることができます
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