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ID:
38934
年:
2017
月日:
0705
見出し:
次代を担う人材などテーマに相次ぎイベント—モノづくり日本会議
新聞名:
日刊工業新聞
元UR(アドレス):
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00434242
写真:
-
記事
力を合わせて秘密基地を製作 東北大・岩手県北上市でライフスタイルを探るプロジェクト始動 岩手県北上市で10日、地球温暖化や人口減少など厳しさを増す環境制約でも、心豊かに暮らすことができるライフスタイルを探る親子参加型のプロジェクト「木育ワークショップ」「秘密基地プロジェクト」がスタートした。
同市と東北大大学院環境科学研究科の古川柳蔵准教授、三橋正枝助手などが連携して 進める。
木育ワークショップは来年1月、秘密基地プロジェクトは今年8月までそれぞれ活動し、地域に適したライフスタイルを創出する基盤構築を目指す ■自然環境の重要性を体感 今回のプロジェクトは科学技術振興機構社会技術研究開発センターの研究課題に採択された事業である「未来の暮らし方を育む泉の創造」の一環。
モデル地域でのフィールドワークを通じ、地域に適した未来のライフスタイルを創出する基盤構築を目指す。
モノづくり日本会議ネイチャー・テクノロジー研究 会も社会実装などを支援する。 プロジェクトは北上市の口内(くちない)小学校で実施され、木育ワークショップには子ども11人、秘密基地プロジェクトには大人6人と家族がそれぞれ参加した。 木育ワークショップは子どもが「モノを作る」「モノを修理する」「モノを作り替えて長く使う」という体験を通じ、価値観とライフスタイルの変化を評価することを目的に計3回行う。
まな板を作る子どもの笑顔分析とアンケート分析から子どもの心理的な変化を測定する。
木育ワークショップには、家庭で使うまな板を 子どもが作り、使用することによって、家族のコミュニケーションの促進を図る狙いもある。 まな板作りに夢中になって取り組む 当日、子どもたちは地球環境問題などについて講義を受けてから、まな板づくりを開始。
カッティングボードをヤスリ掛けした後、ハンダごてで焼き絵を施し、最後に食用油でコーティングすることでまな板を完成させた。
参加した子どもからは「まな板を作った経験がなかったため最初はドキドキしたが、最後は夢中 になって作った。
母親にたくさん使ってもらいたい」や「作ったまな板を次回直すのが楽しみ」といった感想が出た。 同時に始まった秘密基地プロジェクトは「楽しみを自給するライフスタイルを実践する」ことを目的に行う。 今回まず大人が秘密基地を完成させた後、それを見た子どもが夏休みに新たな秘密基地を造る。
参加する大人は「本気で楽しむ姿を子どもたちに見せたい」と意気込んで取り組み、ツリーハウスの土台やブランコなどを造り上げた。 古川准教授は「参加者から活力を感じた」と評価し、「その活力が今後、地域のライフスタイルの変革を引っ張るはず」と期待を込める。 モノづくり体感スタジアム2017 モノづくり日本会議(事務局=日刊工業新聞社)は7月15、16の両日、東京都港区のTEPIAエキシビションホールで「モノづくり体感スタジアム2017」を開催する。
モノづくり日本会議会員企業など8社・団体が出展し、子どもがモノづくりや科学などを楽しく学べるワークショップを実施する。
開催時間は10 時から17時まで。
入場は無料 EVミニカーのレースを楽しむ(昨年の日本航空電子工業のブース) ■楽しく学び、考えるワークショプ実施 モノづくり体感スタジアムはワークショップを通じ、次世代を担う子どもたちにモノづくりの楽しさを伝えるのことを目的としており、今年で8回目。
モノづくり日本会議からは野火止製作所、日本航空電子工業、コマツの3社が出展する。 野火止製作所の「こども『ちょぼきんばこ』製作教室」は、同社が製造・販売している楽しめる募金箱「コロコロ募金箱」の子ども版を「ちょぼきんばこ」と名付け、実際に子どもが「ちょぼきんばこ」を製作する。 日本航空電子工業の「電気を『つないで』EVカーを走らせよう!」は、電気自動車(EV)のミニカーを組み立てることで、電気をつなぐコネクターの仕組みと役割、電気の流れなどを学習する。
最後に作ったEVでレースも行う。 コマツの「油圧ショベルはバランスが命」は、重いものを持ち上げても転倒しない油圧ショベルの仕組みを、木製模型を組み立てることで考える。
組み立てた模型で荷物を運ぶ競争も行う。 木製模型のショベルを組み立てる(昨年のコマツのブース) この他、全日本製造業コマ大戦協会の「子どもコマ大戦」は、町工場で作った精度の高いコマの部品を参加者が組み立てて勝負する。
作ったコマは持ち帰ることができる。 芝浦工業大学地域連携・生涯学習センターの「LED花火をつくろう!」は、同大が開発した電子教材「LED花火」を実際に製作する。
ロボティクスを専門にする教員が発光ダイオード(LED)花火基板などについて解説・指導する。 東京大学先端科学技術研究センターの「昆虫の感覚と行動のしくみをさぐろう」は、カイコガの匂いを探す行動や、脳・筋肉に伝わる電気信号を調べ、脳の仕組みを考える。
人の筋肉の電気信号でロボットを動かすデモも実施する。 ORSO(オルソ)の「ミニドローンを飛ばしてみよう!」は、飛行ロボット(ドローン)のレースパイロットからミニドローンの操作を直接教わり、ゲームに挑戦する。
ミニドローンの操縦を1人5分間体験できる。 CANVASの「お絵かきdeプログラミング ロボットを動かそう!」は、色の付いた線の上を辿(たど)ロボット「Ozobot(オゾボット)」をペンとツールを使ってプログラミングする。
オゾボットが通る線の色の並びによってスピードや方向などが変化する。 CANVAS以外は事前申込制(空きがあれば当日参加可能)。
詳細はホームページ(http://mono-stu.jp/index.html)へ 新鋭経営会フォーラム2017 挑戦する中堅中小企業の経営者は語る。 新鋭経営会はモノづくり日本会議、日刊工業新聞社と共催で、「新鋭経営会フォーラム2017 挑戦する中堅中小企業の経営者は語る」を大阪市北区のナレッジキャピタルで開いた。
会員企業の中から若手経営者5人が「わが志とビジネス・イノベーション」をテーマに講演。
84名の参加者が各社の挑戦に 聞き入った。 新鋭経営会フォーラム会場(竹本祐介日刊工業新聞社取締役大阪支社長あいさつ) fff:
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