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- ID:
- 37334
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0122
- 見出し:
- 県が新作工芸を初出展 パリで国際見本市幕開け
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20170122/CK2017012202000020.html
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- 記事
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パリで二十日始まったインテリアの国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」に、県が初めて出展した。
美濃和紙、木工、陶磁器、刃物をつくる県内企業十社が、英国の著名デザイナー、セバスチャン・コンランさん(60)と共同開発した三十七商品を二十四日まで展示。
岐阜の伝統工芸を世界にアピールする。
県は昨年六月、コンランさんと新商品の開発に向けた連携協定を結んだ。
高い技術力を持ち公募で選ばれた十社が、コンランさんからデザインの提案を受けてきた。
見本市は昨年、約三千社が出展し、七万人が訪れたデザインの祭典。
県のブースは「セバスチャン・コンラン・ギフ・コレクション」と銘打ち、最新デザインを発信する中核エリアに置かれた。
ちょうちんを製造する浅野商店(岐阜市)は、取っ手付きで持ち運べる卓上ランプを発表。
木工家具メーカーの飛騨産業(高山市)は、格子状の脚が特徴のテーブルや椅子を並べた。
陶磁器は皿やカップ、ボウルなどをセットでそろえる欧米の購買傾向に合わせ、一式の模様を統一した。
県の担当者は「どの商品も現地での需要を意識し、シンプルでモダンなデザインに仕上がった」と自信を見せる。
初日はバイヤーやデザイナーら約千二百人が県ブースに来場。
県によると、各社の担当者との商談では取引が具体化しそうな話も出たという
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