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- ID:
- 38344
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0428
- 見出し:
- デジタルと木工を融合 高知県佐川町で「さかわ発明ラボ」始動
- 新聞名:
- 高知新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.kochinews.co.jp/article/95482/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
3Dプリンターやレーザーカッターなど最新の工作機械でものづくりを進めようと、高知県高岡郡佐川町が設置している「さかわ発明ラボ」が4月28日、佐川町甲の歯科医院跡で本格始動する。
2016年の発足以来2カ所に分散していた拠点をまとめ、佐川町産材の加工などで産業活性化を目指す。
運営に
携わる地域おこし協力隊員は「『デジタルのものづくり』に、多くの町民を巻き込みたい」と意気込んでいる。
佐川町は2016年から、東京のNPO法人「イシュープラスデザイン」と協力し、自伐型林業とデジタル工作機械を組み合わせたものづくりを模索。
事業は農林中央金庫が拠出する「農林水産業みらい基金」の2015年度助成事業に選ばれた。
2016年春、ラボ専属の地域おこし協力隊員3人を採用。
佐川町甲の町文化センターの一室と、佐川町役場近くの倉庫に拠点を置き、「自由な発想」が形になることを、ワークショップなどで実践してきた。
佐川町民が考えた公園用ベンチのデザインを、特殊な木材加工機械で具現化させるなど新たなものづ
くりのノウハウを伝えている。
より活発な活動を目指す新拠点は、佐川町役場の近く。
まずは2階建ての2階部分(約50平方メートル)に12台の機械を設置し、専属隊員は3人増で計6人になった。
週末には佐川町民にも開放し、協力隊員が機械の使い方をアドバイスしたり、佐川町民と共にデザインを考えたりする。
地域おこし協力隊員の鶴見悠子さん(37)は「佐川町中心部への移転で、子どもたちにも利用してもらうなど、町民が継続的に関われる施設にしたい」と話している
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