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- ID:
- 38033
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0329
- 見出し:
- 木材チップ燃やし給湯、施設が完成 京都・京丹波
- 新聞名:
- 京都新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20170329000038
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
木質バイオマスを活用した京都府京丹波町の地域熱供給施設が同町大倉に完成し、28日に竣工(しゅんこう)式が行われた。
間伐材など地元産材を風呂や暖房の燃料として有効活用し、林業振興につなげる。
施設は、用途が限られる木材から作るウッドチップを燃料に湯を沸かし、配管を通じて隣接する同町市場の特別養護老人ホーム「長老苑」の給湯と暖房、約300メートル離れた保育所「わちエンジェル」の暖房にそれぞれ使う。
総工費は約2億5千万円。
国の補助金が9600万円で、残りは過疎債を充て
た。
町有地約180平方メートルに建てられ、イタリア製の無圧式温水ボイラーを置いた。
ボイラー横のサイロにウッドチップを入れれば全自動で稼働し続ける仕組み。
地元の森林組合が年間約660立方メートルの木を切り出し、乾燥後は町内の製材所がチップに加工し、施設に運ぶ
式には住民ら約50人が出席し、テープカットなどで祝った。
寺尾豊爾町長は「町域の83%は森林で、かつてはまきや炭を生産するエネルギー供給地だった。
木材産地としての自信を取り戻す一助にしたい」と述べた。
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