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- ID:
- 34794
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0203
- 見出し:
- 木彫刻師・小森さん 児童と浮立面制作
- 新聞名:
- 佐賀新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/275101
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
卒業を控えた鹿島市の古枝小6年生37人が1月28日、木彫りの卒業制作に取り組んだ。
地元の木彫刻師小森惠雲さん(64)に教わりながら、伝承芸能「面浮立」の浮立面の絵を板に彫り、自分を励ます言葉も書き込んだ
児童はクスノキの板にカーボン紙を使って絵を描き写し、糸のこで輪郭を切り抜いた。
アクリル絵の具の赤と黒、金色を塗り分け、彫刻刀で線を削り出した。
小森さんは各テーブルを回り、彫刻刀の持ち方や力の入れ方をアドバイスした。
板の裏には自分の住所や名前を書き、「板はがき」にして郵送する。
子どもたちは折に触れて見返した時、自分を励ましてくれるようにと、裏面に「根性」「生きる」といった言葉を書き込んでいた。
三原颯斗君(12)は「浮立面はちょっと怖いけどかっこいい。
一生大事に取っておきたい」と感慨深げ。
小森さんは「彫ることで、色や香りなど木の魅力を感じてもらえたと思う。
大きくなっても郷土の浮立面を覚えていてほしい」と話していた
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