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- ID:
- 37073
- 年:
- 2016
- 月日:
- 1213
- 見出し:
- 木育トレイン GO! 伊賀鉄道伊賀線開業100年
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20161213/CK2016121302000019.html
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- 記事
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近鉄と伊賀市が出資する第三セクター「伊賀鉄道」は十一日、県産木材を使って内装を木目調に一新した車両「木育トレイン」の運行を始めた。
伊賀線開業百年に合わせた。
木育トレインになったのは一編成二両の緑忍者列車。
カエデやヒノキといった五種の木材で車内の壁、つり輪などを作った。
木を使いにくいドアや床は木目調シートを貼り、統一感を演出している。
上野市駅であった出発式では、伊賀鉄道の加藤千明社長が「伊賀線百年の記念事業。
魅力の向上につながれば」とあいさつし、鈴木英敬知事や岡本栄市長らとテープカット。
初運行の車両に乗り込んだ鉄道ファンや子どもらは「木の香りが心地良い」「ふと落ち着ける車内になった」と笑顔を浮かべていた。
木育トレインは、JR九州の「ななつ星in九州」など、内装に木材を使った観光列車が各地で人気を集めている点に着目した。
列車名は、子どもたちに木に親しんで育ってもらう意味も込めた。
改修費は総額二千四百万円。
資金の一部はふるさと納税制度を活用して集めた。
県産木材のPRにもつながるため、「みえ森と緑の県民税」の交付金も千八百万円使っている。
車両は近く本格的にダイヤへ組み込まれる。
運行時刻は前日午後五時ごろに決定。
(問)上野市駅=0595(21)3231
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