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- ID:
- 36804
- 年:
- 2016
- 月日:
- 1108
- 見出し:
- 廃木材利用し量産家具 高品質で好調 三木の会社
- 新聞名:
- 神戸新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.kobe-np.co.jp/news/miki/201611/0009647029.shtml
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- 記事
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ホテルやレストランなどの設置場所に合わせる別注家具を製造している小林木工(兵庫県三木市別所町東這田)が、間伐材や廃木材を再利用した木材チップボード専用の生産システムを整備した量産家具の工場を昨年9月から本格稼働させ、順調に受注を伸ばしている。
量産だがコスト競争に巻き込まれ
ないような高品質の製品を提供。
小林朋弘社長(51)は「今後は木に関する仕事はすべて対応できるようにしたい」と話している。
(後藤亮平)
同社は1924(大正13)年創業。
当初は鉋(かんな)台などの大工道具を製造していたが、70年ごろから別注家具や建具の製造、内装仕上げ工事が中心になった。
別注家具は全国のホテルのロビーやレストラン、学校や病院などで施工。
竹中大工道具館(神戸市中央区)の内装も手掛けている。
量産家具は学校施設などで別注家具と一括で受注。
コスト面から海外に製造を委託して調達していたが、品質が安定しないことが多かったことから、自社工場での生産を決めた。
従業員も15人前後から約40人に増やした。
量産家具では熟練の技術は必要ないが、最終チェックは別注家具の職人が担当。
工場稼働以来、これまで不良品はゼロという。
小林社長は「別注家具で培った技術を生かし、細かいサイズの切り替えが簡単にできる。
ニーズに合わせやすいシステムにこだわった」と話している
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