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- ID:
- 36701
- 年:
- 2016
- 月日:
- 1025
- 見出し:
- 鳥取木材の魅力を世界に 木目生かし一枚板テーブル制作
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元UR(アドレス):
- http://www.sankei.com/life/news/161026/lif1610260018-n1.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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鳥取市のベンチャー企業「TAICHIRO(タイチロウ)」は、樹齢200~300年の鳥取県産木材の一枚板を使ったテーブルの製造販売を手掛ける。
30万円からと決して安くはないが、欧州で「木目が美しく、日本の神秘を感じる」と評価され、3月の設立以降、国内外で約20件の予約販売実績がある。
日本産の木材は、四季の変化により木目がはっきり出るのが特徴だ。
特に鳥取県は日照時間が少なく、寒暖差が激しいため、木が育つのに過酷な環境という。
坂口祐貴社長(27)は「木目が細かく、力強さにあふれている」と魅力を語る。
坂口社長は、外資系企業を退職後、数年前に鳥取に帰省した。
地元の個性を生かした事業をしたいと考えていたところ、鳥取県産の木が持つ力に感動して原木を買い集めていた1級建築士の沢太一郎取締役(69)と出会い、起業した。
栗や山桜など約40種類の原木をそろえる。
板は1枚ごとに木目が異なるため、顧客には鳥取市のショールームなどを訪れて選んでもらう。
一般的には使わない、立木の時に北側だった面も生かして独特な木目を楽しめるようにしている。
脚の取り付けには、地元の大工の協力を得て、日本建築特有の組む技術を使い、くぎは使わない
9月末には、日本の日常生活に取り入れやすいデザインをコンセプトにした「WONDERWOOD(ワンダーウッド)」のブランドをスタートさせている
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