v11.0
- ID:
- 36532
- 年:
- 2016
- 月日:
- 1006
- 見出し:
- “木こりの技”と“はたらくクルマ”
- 新聞名:
- 静岡県
- 元UR(アドレス):
- http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/b_talk/20161006.html
- 写真:
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- 記事
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9月14日、富士宮市の「ふもとっぱら」で開催された「第23回静岡県伐木造材技術競技会」と「高性能林業機械実演会」を視察しました。
伐木造材技術競技会は、県内各地で林業に従事している若者が一堂に集い、日ごろ鍛えた木こりの技を競う大会です。
立木の伐採から、所定の長さの丸太にするまでの作業を行い、その安全性と正確さを競います
重い丸太を扱う林業作業には常に危険が伴うことから、作業の安全は林業にとって非常に大切です
当日はあいにくの天気でしたが、会社の先輩や農林大学校の学生など多くの観客が、選手一人ひとりの作業を熱心に見つめていました。
一方、同時開催された高性能林業機械の実演会は、普段、林業の現場でしか見ることができない林業機械を紹介するイベントです
広大な「ふもとっぱら」に、十数台の林業機械がずらりと並ぶ様は、実に壮観でした
また、隣接する林の中では、実際の立木を使ったデモンストレーションが行われ、「ハーベスタ」と呼ばれる機械が、直径20cm位の木材を30秒程度でいとも簡単に伐採する様子など、最新の林業機械の性能について説明を受けました。
静岡県の森林は、現在、伐採に適した木が約2,800万立方メートルもあります。
林業の振興や環境保全のためには、伐採や植林により、この森林資源を循環させていくことが大変重要です
そこで県は、年間50万立方メートルの木材を伐採、出荷することを目指していますが、現状は38万立方メートル程度の生産量にとどまっています
今回の競技会などを通じ、若い力が技術を磨き、静岡県の森の循環を推進する力となることを祈っています
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