v11.0
- ID:
- 36519
- 年:
- 2016
- 月日:
- 1005
- 見出し:
- 木づかい推進月間
- 新聞名:
- 河北新報
- 元UR(アドレス):
- http://www.kahoku.co.jp/column/kahokusyou/20161005_01.html
- 写真:
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- 記事
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キノコにクリ、アケビといった山の幸が恋しい季節を迎えた。
ただ、里山を眺めていて寂しくなるのはその荒廃ぶり。
高齢化が進み、手入れがままならない現実を突き付けられる
放置された倒木や枯れ木が流木となって河川流域の橋桁や欄干にたまり、川の濁流があふれ集落が浸水被害に遭った-。
台風10号の豪雨禍に見舞われた岩手県岩泉町の酪農家が、本紙に載った投稿で指摘していた。
荒れた山林が「被害を大きくしたのだ」と。
その代償である
再生には植林-育成-伐採という循環に携わる人の手が要る。
利活用され、そのことを生業にできる収益も
10月は、林野庁が主唱し木を使おうと呼び掛ける「木づかい推進月間」。
カートカンと呼ばれる国産材使用の紙製缶飲料や木のトレーなどの購入、利用を勧めているけど、公共施設にもっともっと国産材を使ってはどうか
特に学校の校舎整備に。
次代を担う子どもたちに、その価値をしっかりと植え付けられないものか。
山に健やかさを取り戻し長生きしてもらうために
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