v11.0
- ID:
- 34744
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0201
- 見出し:
- 木製品と、ずっといっしょ
- 新聞名:
- asahi.com
- 元UR(アドレス):
- http://www.asahi.com/and_w/interest/SDI2016012981711.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
大学で建築を学び、木材を扱う会社に就職したが、木に触らない、木の種類も分からない、そんな生活を神田武蔵さんは送っていた。
パソコンから離れて手を動かす仕事がしたいと、岐阜県高山市で木工の修業を2年間積んだ。
卒業後、「早く自分でやりたかったので、自由時間に作っていた眼鏡でブランドを
立ち上げました」。
6畳ほどの空間で作業ができ、大がかりな機械設備もいらない。
そして何といっても、小さい時からファッション好きだった。
だから、木で眼鏡は自然な選択だった。
木製眼鏡を研究し、製造過程で必要な治具も自作。
木だからこその難しさもあったが、「Wooden Glasses」を完成させた。
今後は、寄せ木職人、シルバー職人とのコラボも計画中だ
12月には工房にギャラリーもオープン!
上の写真はクロガキと呼ばれる、数万本に1本ほどの割合で産出されるといわれる稀少なカキの木。
大学で木造建築を研究する教授から依頼を得た時、神田さんはこの木を知ったという。
レンズのセットと木製丁番の連結に小さな金属製のネジを使う以外、オール木製。
木を切り出してカタチを整えた後、細
かな溝を彫ったり、小さな穴を開けたり、と職人技が光る
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