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- ID:
- 36373
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0918
- 見出し:
- /伝統 井波 にぎわい 彫刻や街中アート催し
- 新聞名:
- ---
- 元UR(アドレス):
- http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20160918/CK2016091802000024.html
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- 記事
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南砺市井波地域で17日、観光客向けの二つのイベントが開幕した。
井波彫刻をはじめとする地元の名物や芸術作品がアピールされ、一帯は多くの来場者でにぎわった。
(渡辺健太)
生糸から手作りした草木染作品を並べた高倉広子さん=南砺市井波の八日町通りで
写真
同市北川の「いなみ木彫りの里」では、「第四十二回井波彫刻まつり」が始まった。
十八日まで
井波小学校内に設置される欄間の公開制作では、井波彫刻協同組合に所属する彫刻師二十五人が参加。
同校の児童が提案した図案をもとに、彫刻師がのみをふるった。
公開制作を見に訪れた同校の犀川敏朗教頭は、「これだけ多くの職人が一堂に集まって作業するのは感動的。
大変ありがたい」と笑顔。
会場では、木彫のアウトレット品を扱う「掘り出しもの市」などもあった。
井波別院瑞泉寺や周辺一帯では、街中の九十カ所以上に芸術作品約三百点を並べた「まちなみアートinいなみ2016」が開幕。
十月二日まで
八日町通りに面した「吉田信久工房」では、同市志観寺の高倉広子さん(66)が手作りした草木染の紬(つむぎ)織物を展示。
自ら養蚕も行っており、会場にはクチナシなどで染めたブラウスやのれんを並べた。
高倉さんは「この機会に伝統作業を知ってほしい」と話した。
作品展示のほかに、各寺院に施された彫刻を職人が解説する「欄間ウオーク」や瑞泉寺境内を数多くのあんどんで彩る「いなみ灯りアート」などの催しがあり、家族連れらが散策を楽しんでいた
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