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    ID:
    36257
    年:
    2016
    月日:
    0830
    見出し:
    木製スーパーカー(真庭市) 岡山動画風土記7 
    新聞名:
    山陽新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.sanyonews.jp/article/407890/1/
    写真:
    【写真】
    記事
    次世代に残したい、語り継ぎたい、ふるさとにはそんな風景があります。
    山陽新聞デジタルの担当記者がムービーカメラを手に岡山県内各地を訪ね、祭り、食、人、生き物などを追い、動画とともに紹介します  緑豊かな木材のまち・真庭を走る木製スーパーカー。
    「木で作れないものは無い」と真庭市の家具製造販売会社・佐田建美が開発した。
    普通免許で運転でき、公道も走行可能だ  車体は長さ2・5メートル、幅1・3メートル、高さ1・1メートル。
    金属製のフレームやタイヤを除き、ほぼ木材で組み上げた。
    外装は強度のあるタモの合板、内装や座席は適度に軟らかく触り心地の良い真庭産ヒノキを使用している。
    175ccのエンジンを搭載し、後輪駆動の三輪車で、定員は3人。
    最高時速 90キロ。
    2006年6月から計画を進め、約1年かけて完成させた。  スーパーカーらしく、ドアは上に開く「ガルウイング」タイプ。
    「外観はかんなで削り、曲線に仕上げるのに苦労した。
    座席も、木をのみで削って体を包み込むようにした。
    これまで培ってきた職人技を結集した」と佐田時信社長(65)。
    車体前部や後部座席は、くぎを使わずに木を組み付ける伝統技術「組子」をあ しらい、家具製造販売会社の技術をアピールしている。  07年の6月に富山市で開かれた「全国建具展示会」でお披露目して以降、同社によると新聞や自動車専門誌、週刊誌に掲載され、日本だけでなく英国や韓国などのテレビで188回紹介されたという。
    発表から9年以上を経た今も近鉄百貨店(大阪市)のイベントや青山学院大学(神奈川県相模原市)の 学園祭、家具販売イベント「大川木工まつり」(福岡県大川市)など岡山県内外のイベントに年30回程度、貸し出している。
    普段は同社のギャラリーに展示しており、希望者は見学可能  安価な輸入木材の普及や和風建築の減少などで、国内の木材需要は減る傾向にある。
    そんな中、同社の地元、真庭市では未利用木材を主燃料にした国内最大級の木質バイオマス発電所(同市目木、15年4月完成)や、国内初の新建材CLT(直交集成板)の専用工場(同、16年4月完成)など、新た な木の活用法を実現し、「木材のまち」は盛り上がっている。  これらを視察した人の中には、同社に木製スーパーカーを見に訪れる人も。
    同社の開発はスーパーカーだけではない。
    13年5月にはおひつ形の木造住宅「おひつの家 真庭」(高さ3メートル、直径3・5メートル)を開発。
    今年8月末には熊本地震で住宅被害が出た熊本市に、おひつの家1棟が、仮設住 宅の被災者向けに真庭市から無償貸与された。
    共用施設として仮設住宅団地に設置している。  佐田社長は「今後も木の可能性を追求し、大勢に楽しんでもらえる製品を発表したい。
    真庭市の知名度向上や、地域活性化になれば」と話している fff:

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