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- ID:
- 34725
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0127
- 見出し:
- 木の埴輪の一種、笠形木製品の一部出土 堺のニサンザイ古墳調査
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元UR(アドレス):
- http://www.sankei.com/region/news/160128/rgn1601280076-n1.html
- 写真:
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- 記事
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巨大木橋が確認された堺市北区の前方後円墳「ニサンザイ古墳」(5世紀後半)で、貴人の後ろから差しかざす長柄の傘「蓋(きぬがさ)」をかたどった「笠形(かさがた)木製品」の一部も出土し、市が27日、発表した。
5世紀前半から6世紀前半の古墳に並べられた木の埴輪(はにわ)の一種。
国内では少なくとも27基の古墳から284点が出土。
ニサンザイ古墳では2例目になる。
笠と支柱の部分で構成されるが、笠の部分のみが、左右に割れた状態で見つかった。
被葬者の埋葬時に多くの埴輪とともに置かれたとみら
れる。
幅63センチ、高さ18センチ。
市文化財課によると、大きさは応神天皇陵(羽曳野市)で出土した6点に次ぎ、7番目。
同課の担当者は「大きさからも古墳が大王(天皇)級の人物を埋葬していることが分かる」と説明している。
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