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- ID:
- 36109
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0809
- 見出し:
- 快進撃に一役? 日本人デザインの卓球台は被災地木材使用
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元UR(アドレス):
- http://www.sankei.com/rio2016/news/160809/rio1608090116-n1.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
卓球の試合会場で使われている公式卓球台は日本人がデザインし、日本の卓球台メーカーが製作した。
台を支える脚は、岩手県産のブナ材だ。
関係者は東日本大震災からの復興という祈りが込められた台で、日本人メダリストが誕生する姿を夢見ている。
卓球台は、ボールが行き交う天板部分と脚の部分には厳しい規定があるが、その範囲内であれば造形に制限はない。
リオ五輪の公式卓球台として採用されることが決まった千葉県流山市の卓球台メーカー「三英」の吉沢今朝男(けさお)工場長(48)と東京都小金井市のプロダクトデザイナー、澄川伸一
さん(54)が追い求めたのは「日本らしさ」だった。
相談の末、曲線によって躍動感を表現した脚の部分の素材には、岩手県宮古市のブナ材を選んだ。
粘りがあり、曲線に加工しやすいブナ材で、「日本人の粘り強さ」をイメージし、「震災復興にも貢献したい」との思いを込めたという。
パラリンピックでも使われるため、車いすでも脚にぶつからないよう設計。
台
は英語で無限を意味する「インフィニティ」と名付けた。
実際に五輪の試合で使われているのをテレビで見た澄川さんは「インパクトある空間を演出できた。
選手はプレーに集中できて、観客は盛り上がれる環境を作れたと思う」と満足そうに話している
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