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- ID:
- 36046
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0803
- 見出し:
- 被災地福島・いわきに「憩いの場」 秩父農工科学高生が手づくり木製ベンチ寄贈
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201608/CK2016080302000193.html
- 写真:
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- 記事
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県立秩父農工科学高の生徒が、福島県いわき市の商業施設「浜風きらら」に手づくりの木製ベンチを5台贈った。
東日本大震災で被災した住民らに語らいの場を提供するのが目的で、今回で4回目となる。
同校の関係者は「支援を通して被災地との交流ができれば」と期待を寄せている
ベンチは幅180センチ、高さ80センチ、奥行き40センチのヒノキ製で、前年度の卒業生を含め、森林科学科の9人の生徒が製作に携わった。
材料には長瀞町にある同校演習林の間伐材を利用している。
「ほぞ」と呼ばれる凹凸を組み合わせることで、大人4人が座れる強度を確保した
ベンチの寄贈は2012年9月にスタート。
秩父市の被災者支援団体「ともに会」の依頼を受けて、同校生徒たちが製作し、ともに会がいわき市の仮設住宅に住む住民らに届けてきた。
ベンチは不安を抱える住民たちの憩いの場として、愛用されてきたという
今回は初めてともに会のメンバーとともに生徒5人が同行。
被災地の現場を見学した後、寄贈式に臨んだ。
森林科学科3年の中沢奈津美さん(18)は「以前から被災地に入ってボランティア活動をしたいと思っていた。
地元の多くの人にベンチを使ってもらえれば」と息を弾ませた。
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