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    ID:
    35653
    年:
    2016
    月日:
    0614
    見出し:
     木材調達基準を策定/有明体操競技場に初適用/東京五輪組織委
    新聞名:
      日刊建設通信新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.kensetsunews.com/?p=67937
    写真:
    -
    記事
     東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、今後発注する工事などに適用する「持続可能性に配慮した木材の調達基準」を策定した。
    建設材料に使用する製材、集成材、直交集成板、合板、単板積層材、フローリング、建設に使用するコンクリート型枠合板などが対象となる。
    大梁に木材を 活用する有明体操競技場を念頭に検討を進めてきたもので、同競技場は今夏に実施設計・施工一貫のデザインビルド(DB)方式で発注する  この基準は、13日に開いた理事会で決議したもので、▽伐採に当たって原木の生産された国または地域の森林に関する法令などに照らして手続きが適切になされたもの▽中長期的な計画または方針に基づき管理経営されている森林に由来すること▽伐採に当たって生態系の保全に配慮されていること▽ 伐採に当たって先住民族や地域住民に権利に配慮されていること▽伐採に従事する労働者の安全対策が適切に取られていること--の5つを満たす木材を調達するよう求めている  コンクリート型枠合板は再使用の促進に努め、再使用する場合でも各条件を満たすことを目指し、少なくとも合法性は確保するよう求めている  また、FSC(森林管理協議会)、PEFC(各国・地域で個別に策定された森林認証基準を相互承認する国際統括組織)、SGEC(緑の循環認証会議)による認証材は、各条件への適合度が高いものとして原則認める。
    認証材でない場合は、林野庁作成の「木材・木材製品の合法性、持続可能性の証明 のためのガイドライン」に準拠した合法性の証明などを求める  コンクリート型枠合板の合法性の証明は、国の「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」の合板型枠と同様の扱いとし、再使用する場合は、型枠工事事業者が再使用を書面で証明しなければならない  木材を選択する際には、国内林業の振興、それを通じた森林の多面的機能の発揮などへの貢献を考慮し、国産材を優先的に選択するよう努めることも求めている  この基準を初適用する有明体操競技場は、主競技場がS造3階建て延べ3万6900㎡、ウォームアップ棟がS造平屋建て3900㎡で、観客席数は1万2000席。
    基本設計は日建設計が担当。
    今夏に選定手続きを開始し、今秋に契約する見通し。
    工事完了は2019年を目指す  建設地は東京都江東区有明1-7-4の敷地面積約10万㎡ ◆ビレッジプラザ基本設計は7月公募開始  また、組織委員会は、選手村の宿泊棟に近接するエリアに仮設整備する「ビレッジプラザ」の基本設計の公募を7月に開始し、9月に設計者を決定することも明らかにした  ビレッジプラザは、選手の利便性を考慮した施設で、コンビニエンスストア、銀行、ランドリー、娯楽施設などで構成し、日本の伝統・文化を体感できるようにする。
    木材を使用し、後利用を見据えた計画によりコスト縮減を図る  整備エリアは中央区晴海4、5丁目の敷地面積約44haで、この区域には、宿泊棟やビレッジプラザのほか、既存建物を利活用するウエルカムセンター、ダイニング、トランスポートモールなどといった施設の整備を計画している fff:

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