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- ID:
- 35250
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0408
- 見出し:
- 新国立デザイン隈氏 被災地のスギ使いたい
- 新聞名:
- 河北新報
- 元UR(アドレス):
- http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160408_13021.html
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- 記事
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2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場のデザインを手掛ける建築家隈研吾氏が7日、宮城県南三陸町を訪れ、新競技場の建築資材として同町産のスギを採用する方向で検討していることを明らかにした。
東日本大震災で被災した同町の復興まちづくりを隈氏が担当した縁から、
町は新競技場に同町産木材を使ってもらえるよう要望してきた。
町は「採用されれば、町の復興を世界にアピールする絶好の機会になる」と歓迎する
隈氏は町内の南三陸さんさん商店街や伊里前福幸商店街の店舗デザインなど、今後の復興計画について町職員と意見を交わした。
隈氏は報道陣に「東京五輪は復興がテーマなので、甚大な被害を受けた南三陸町のスギを何とか使いたい」と話した
南三陸町の木材は昨年10月、環境に配慮した森林管理を後押しする森林管理協議会(FSC)の国際認証を受けた。
認証取得は五輪関連施設の建築材として必須条件。
佐藤仁町長は「町のスギ材を、できれば競技場入り口など目立つ場所に使ってほしい」と話した
隈氏は7日、登米市も訪問。
市役所で布施孝尚市長と懇談した。
隈氏は1996年に完成した同市所有の「登米町伝統芸能伝承館 森舞台」の建築設計を担当した経緯があり、毎年秋に森舞台で開催される薪能などについて意見を交わした
登米市もFSCの国際認証取得を目指しており、南三陸町と同様に新競技場での市産材の採用を働き掛けている
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