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    ID:
      35219
    年:
    2016
    月日:
    0402
    見出し:
    藩主ら霊屋に貴重資料 大型木製五輪塔など保存良好 弘前大が調査報告書
    新聞名:
    毎日新聞
    元UR(アドレス):
    http://mainichi.jp/articles/20160403/ddl/k02/040/037000c
    写真:
    -
    記事
    弘前藩主らの墓所である長勝寺(弘前市)などの霊屋(たまや)(霊廟(れいびょう))に納められている墓塔などの資料について、2014年秋から調査を続けてきた弘前大人文学部文化財論研究室がこのほど結果を報告書にまとめた。
    長勝寺には全国的に珍しい大型彩色木製五輪塔4個が残り、さらに革秀 寺(同市)には初代藩主・津軽為信(1550〜1607)の金箔(きんぱく)で飾られた石製の宝篋(ほうきょう)印塔(高さ104センチ、台座幅40センチ)が良好な状態で保存されているという。  同研究室の関根達人教授によると、長勝寺に5塔ある霊屋のうち、(1)為信正室戌(いぬ)姫(1550〜1628)(2)2代藩主信枚(のぶひら)(1586〜1631)(3)2代藩主信枚正室満天(まて)姫(1589〜1638)(4)3代藩主信義(1619〜55)−−の4塔の霊屋にはそれぞれ墓塔の彩色木製五輪塔 が納められていた。  関根教授は「高さ52〜112センチと大型な彩色木製五輪塔は全国的に例がない」とその希少性を指摘し、「東北地方では17世紀まで石塔と共に木製塔が多く存在した可能性があるが、腐食しやすいため残存していない」と説明する。  革秀寺の為信の霊屋内の石塔は、福井産の緑色凝灰岩で造られたことが判明。
    随所に金箔が施され、今もきらびやかな保存状態という。
    関根教授は「為信は京都で客死したが、津軽−越前−京都の北前ルートの結びつきを象徴している」と解説する。  墓塔や遺品を保護するために建てられた霊屋は国の重要文化財に指定される一方、「内部資料は文化財の指定を受けていない」と関根教授は指摘。
    内部資料は近世大名墓を理解するうえで不可欠としたうえで、「美術工芸品としても貴重。
    その保存と指定に向け努力していく」と話している fff:

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