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    ID:
    34623
    年:
    2016
    月日:
    0114
    見出し:
    隈研吾氏に聞く 「被災地の木材活用」…新国立デザイン
    新聞名:
    毎日新聞
    元UR(アドレス):
    http://mainichi.jp/articles/20160115/k00/00m/040/111000c
    写真:
    【写真】
    記事
    2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の新たな整備計画案に採用された建築家の隈研吾(くま・けんご)氏(61)が毎日新聞の取材に応じた。
    新デザインは「木と緑のスタジアム」を掲げ、法隆寺の五重塔の垂木を連想させる水平ラインのひさしが特徴。
    建設にあたり、ふんだんにあ しらう国産材として隈氏は「東日本大震災の被災地の材料は多く使いたい」と述べ、復興五輪の理念に応える考えを示した。 <建築家の隈研吾氏、こんな人> <新国立「A案」 決め手は何だったのか> <森会長「B案がいい」と言っていた> <ザハ氏「驚くほど似ている」と声明発表> <建設費5割超はtoto頼み>  建築を通じて復興を支援する隈氏は、津波で大きな被害を受けた宮城県南三陸町はスギの良質な産地であるといい「木を媒介にして、五輪と復興を結び付けることができる」と意欲を示した。
    そのうえでイラク出身の女性建築家、ザハ・ハディド氏がデザインした旧計画を「彼女には復興五輪というリアリティ ー(現実性)がなかったが、僕にはある」と違いを強調した。  旧計画は「神宮外苑の景観にそぐわない」などの批判を浴びた。
    海外のコンペでザハ氏と競い合ってきた隈氏は「僕とは対照的に、インパクトのある建築を作る天才。
    彼女がいるから僕は何をすべきか自分なりに見えてきた」と説明。
    設計する際に意識したことを「旧国立競技場は、巨大なコンクリートの闇が あるようで怖かった。
    親しみのある公園なら、東京にとって大きなメッセージになると思った」と明かした。  また、レイアウトや座席の構造などがザハ案と似ていると指摘されたことを隈氏は「経済的で(観客の)避難までの距離を合理的に解決すれば、同じような形で集約される」と説明した。
    高さ70メートルの巨大建築だったザハ案に対し、高さを50メートル以下に抑えて周辺環境との調和に配慮した自らのデザ インは「根本的な精神が違う」と強調した。
    【田原和宏】  くま・けんご 1954年、横浜市生まれ。
    東京大建築学科大学院修了。
    64年東京五輪のために丹下健三氏が設計した国立代々木競技場に感動し、建築家を志した。
    90年に事務所を設立し、2009年から東大教授。
    10年に「根津美術館」で毎日芸術賞を受賞。
    現在の「歌舞伎座」の設計を手がけ「和の 大家」とも称される。
    その他の代表作は「サントリー美術館」「豊島区庁舎」など。
    ブザンソン芸術文化センター(フランス)などの海外作品も多い fff:

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