v11.0
- ID:
- 35120
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0320
- 見出し:
- 学んだ木材加工技術で山車の補修したい 元教諭の広田さん、第二
- 新聞名:
- 47NEWS
- 元UR(アドレス):
- http://www.47news.jp/localnews/yamagata/2016/03/post_20160320174509.html
- 写真:
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- 記事
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中学教諭を定年退職後、長井市の山形工科短期大学校に入学し、木材加工の技術習得に励んだ広田信吾さん(62)=鶴岡市大山=が19日、修了証書を受け取り、第二の人生へ意欲を見せた。
広田さんは以前から関心のあった宮大工技術や木組みを本格的に学びたいと2014年度、職業能力開発短期大学校である同校に入学。
ほとんどが10代の同期生と共に寮生活を送り、建築技術のマスターに2年間力を注いだ
「ほぼ毎日、のみとかんなを手にしていた。
前は木を加工することに恐れがあったが、今は『何とか組んでやるぞ』という気持ちで臨める」と広田さん。
「鶴岡に戻ったら大山犬まつりの山車『からぐり』の保存会に加わり、山車の補修をしたり、技能士の資格を生かし大工の仕事もやってみたい」と抱負を語った。
年の差はあったが生徒仲間から慕われ「先生」とも呼ばれた。
「親の目線で見てしまうこともあったけれど、今の若者のいろんな一面を知ることができた」と振り返る。
勝見英一朗校長は「この学校を選んでもらい誇りに思う。
懸命に学ぶ姿勢は他の生徒の手本となり、定年後も地域貢献を目指す生き方は素晴らしいと思う」と話した。
広田さんを含む2年生(18期生)19人の修了証書授与式は19日、同校で行われ、代表の小山貴弘さん(20)=宮城県石巻市=が「苦楽を共にした仲間の顔を忘れずに、地元の震災復興の現場で頑張っていきたい」とあいさつした
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