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    ID:
    34621
    年:
    2016
    月日:
    0114
    見出し:
    新国立競技場にCLT採用、ファスナー技術にも注目
    新聞名:
    金属産業新聞社
    元UR(アドレス):
    http://www.neji-bane.jp/kiji/20160114092755_nj.html
    写真:
    -
    記事
    昨年大きなニュースとなった2020年の東京オリンピック・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の選定問題。
    当初の案が建設費の問題で白紙撤回されて新たに2案に絞られた結果、建築家・隈研吾さんがデザインした「杜のスタジアム」を採用することが決定した。
    鉄骨と木材を組み合わせた「和」を表 現したデザインになっているというが、注目したいのが、こうした大規模建築物に木材が利用されていることだ 実は公募段階から競技場に木材の利用することが前提条件となっていた。
    (独法)日本スポーツ振興センターが発表した新国立競技場整備事業の業務要求水準書には、木材利用に関する記述で『「公共建築物における木材の利用の促進に関する基本方針」の趣旨に則り、木材利用の促進を図り、製材、 CLT等の集成材、合板等の木材を可能な限り利用する計画とする。
    』と記載されている。 ここに記載されているCLTとはCross Laminated Timberの略称で、木板の繊維方向を互いに直交するように何層にも重ねて接着して作られたパネルだ。
    (一社)日本CLT協会によると1995年頃からオーストリアを中心として発展してきた新しい木質構造用材料で、現在ではヨーロッパで普及しているほか、カナダやアメリカでも規格作りが行われるなど、CLT の利用が各国で急速な伸びを見せているという。
    日本でも各地で増えすぎたスギを伐採して有効利用する目的でCLTが注目されている。
    2013年にはJAS(日本農林規格)が制定されてCLTの名称は「直交集成板」と呼ばれるようになった。
    CLTを使えば木材を大型建築物に活用することが可能となり、新たな 需要創出の観点からCLTの普及は国も巻き込んだ事業となっている。
    今回の新国立競技場の整備事業にCLTが名指しされていることも国の注目度が大きいことが伺える。 筆者が注目しているのはCLTやその他新しい木材技術に対応するファスニング技術だ。
    こうした新木材や工法に使用するファスナーとして釘に替わる専用のタッピンねじの開発が進められている。
    (公財)日本住宅・木材技術センター(住木センター)の規格金物である枠組壁工法(ツーバイフォー工法)用接 合金物(Cマーク表示金物)であるタッピンねじを使った接合金物が、国産材(スギ)に対応する規格製品として昨年4月に改定された。
    これは、これまで主流だった北米産のSPF(Spruce、Pine、Fir)に替わり国産のスギやヒノキの流通が増えているための対処だ。
    一方、(一社)日本CLT協会では、CLT向けの fff:

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