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- ID:
- 34874
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0218
- 見出し:
- 杵築の新設市場で初入札 バイオマス発電燃料用木材 NEW!
- 新聞名:
- 大分合同新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/02/18/223809000
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- 記事
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初めての入札にかけられたバイオマス発電用の未利用材=杵築市山香町の市場
初めての入札にかけられたバイオマス発電用の未利用材=杵築市山香町の市場
杵築市に新設された木質バイオマス発電の燃料用木材市場で初めての入札があり、予想を上回る価格で落札された。
市場を構成する県北部の森林組合関係者は「上々のスタートになった」とし、森林所有者の新たな収入源になることを期待している
15日の第1回入札にかけられたのは国東半島を中心に宇佐、中津地域などの各森林組合から集まった未利用材860立方メートル
県内の関係業者9社に郵送で通知したところ、5社が応札。
最も高い値を付けた中津市の業者が落札した
市場を運営する県北部流域林業推進協議会によると、落札価格は外部に公表していないが「想定していた1立方メートル当たり6千円程度をかなり上回り、出荷者の利益を確保できる値がついた」という
県内には木質バイオマス発電所が日田市に2カ所あり、豊後大野市でも8月に大規模な施設が稼働する予定。
燃料となる未利用材の需要は今後も増えていくとみられている
一方、県北部の各森林組合は規模が小さく、各発電所からも遠いため、単独で未利用材を集めても、手間や運送コストに見合う販売価格を見込みにくかった。
そこで各組合は共同で昨年11月、燃料用の未利用材を専門に扱う市場を設けた
次回の入札は未利用材が集まり次第行い、4月か5月を予定している
協議会の丸小野宣康会長(東国東郡森林組合長)は「金銭価値がなく山に捨てている未利用材を、森林所有者の収入につなげる道が開けた。
今後も安定集荷に努めていく」としている
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