v11.0
- ID:
- 主な修正ポイントは(1)法案の目的に地球温暖化の防止などを追加(2)支援対象を工作物の資材、製品の原材料、エネルギー源としての木材使用に拡大(3)木造建築物にかかる建築基準法などの規制の在り方の検討――など
46082
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0521
- 見出し:
- 精巧木材の石橋模型 分解可能、教材にも 院内の岩尾さん作る
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20100520-OYT8T01072.htm
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- 【写真】
- 記事
-
多数の石橋が残る宇佐市院内町で、木材を使った石橋の模型が、小学校の教材に使われたり、イベントに展示されたりして人気を集めている。
製作者で工房を営む岩尾弘さん(68)は今後も、公民館などに新たな模型を寄贈する予定で、「石橋の構造や造形美を知ってもらい、古里の魅力を広めたい。
模
型を見た人の驚く顔が、新たな創作意欲につながる」と笑顔を見せる。
(柿本高志)
岩尾さんは、50歳を過ぎて会社を退職。
小学生の孫たちの工作を手伝っているうち、木工への関心が高まり、製材所でもらった廃材で玩具を作るようになった。
自己流で腕を磨き、5年ほど前から、自宅に「ヒロちゃん工房」の看板を掲げ、本格的な創作活動に入った。
2007年には、大分北部流域林業活性化センター主催の木工コンクールで優良賞に選ばれた。
その後、玩具や水車などの製品は、地元の道の駅などで販売されるようになった。
模型の石橋を作り始めたのもこの頃。
石橋の研究をしている院内町ふるさとガイド教室の向野茂代表(75)に「仕組みが分かるような模型を作ってほしい」と要請され、三連アーチが美しい分寺(ぶじ)橋の製作に取りかかった。
改築中の様子を写した古い写真や、向野さんの助言を受けながら、高さ50センチ
、幅1・5メートルの模型が完成。
木片約300個を使っており、分解したり組み立てたりできるようになっている。
昨年秋には、長い橋脚が特徴の荒瀬橋の模型も作った。
地元の小学校にも1基をプレゼントした。
2人は、毎月1回のペースで、市内の小学校や老人クラブに出向き出前講座を開き、スライドで石橋の歴史や魅力を紹介。
さらに、模型を使って、アーチ部分は、実際の石橋と同じように、台形に削られて組み合わされ、バランスが取れるようになっていることなどを説明する。
アーチ部分を、大きめの木片10個で作った模型もあり、人が上に乗っても崩れないため、参加者は驚きの声を上げる。
向野さんは「模型があると、講座ががぜん盛り上がる」と効果に満足する。
イベントで展示するので、貸してほしいといった市外からの要望も多い。
岩尾さんは「院内は日本一の石橋の町。
模型を多くの人に見てもらって、喜んでもらいたい」と話している
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