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- ID:
- 49076
- 年:
- 2010
- 月日:
- 1210
- 見出し:
- 建設素材に値上げの波、石化製品・木材・セメントも
- 新聞名:
- 日本経済新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819696E2EBE2968A8DE2EBE3E0E0E2E3E28698E2E2E2E2;at=ALL
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- 記事
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建設分野では石油化学製品や木材などの素材にも値上げの動きが広がっている。
石化製品では信越化学工業が9日、配水管などの原料に使う塩化ビニール樹脂を来年1月17日出荷分から値上げすると発表した。
上げ幅は1キロ18円(約15%)以上。
最近の原油価格上昇などが理由で、今年3月以来
の値上げとなる。
東ソー子会社の大洋塩ビ(東京・港)も10%以上値上げする準備に入った。
木造住宅の柱やはりに使う国産材も値上がりしてきた。
木材販売大手のナイスがまとめた11月下旬の杉の柱材(関東近県材)の販売価格は1立方メートル5万7千円前後。
2カ月間に8%上昇し14年ぶりの高値水準となった。
公共事業や設備投資の抑制で販売が低迷していたセメントでは、最大手の太平洋セメントや住友大阪セメントが1トン当たり500~1000円の値上げを進めている。
「生コンクリートメーカーの約3割から条件付きで値上げを受け入れる声が出てきた」(太平洋セメントの徳植桂治社長)といい、年内にも1トン数
百円程度の値上げが実現する公算が大きい
これまで生コンメーカーは需要減を理由に値上げを受け入れなかったが、11月の国内販売は42カ月ぶりに前年実績を上回るなど大都市部を中心に回復しつつある
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