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- ID:
- 48578
- 年:
- 2010
- 月日:
- 1108
- 見出し:
- 三好市の伝統工芸士 長尾さん初個展
- 新聞名:
- 徳島新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.topics.or.jp/localNews/news/2010/11/2010_12890060979.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
県内でただ一人の唐木指し物の伝統工芸士、三好市三野町の長尾常夫さん(69)が、10日から徳島市立木工会館で初の個展を開く。
外国産の木材を加工し、くぎや金具を使わない指し物技術で組み上げた飾り棚や机など約30点を展示。
長尾さんは「美しい仕上がりの作品に触れて」と来館を呼び掛け
ている。
唐木とはタイなど東南アジア原産の紫檀(したん)や花梨(かりん)と呼ばれる木材。
国内産よりも硬くて頑丈な上、つやのある仕上がりが特徴という。
唐木指し物は大阪が発祥で、ぜいたくな品として昭和40年代に人気を集めた。
出品するのは、飾り棚や机、鏡台、花台、色紙立てなど。
いずれも、加工した
紫檀などの木材をヤスリで丁寧に磨いた後、漆を塗って組み上げている。
ものづくりが好きだった長尾さんは、中学卒業後に唐木指し物の本場・大阪の工芸店に弟子入りした。
その後、独立して活躍していたが、実家の母親を看護するため、1994年に家族4人で帰県した。
2001年に「大阪唐木指物」の分野で国認定の伝統工芸士の資格を取得。
4日に山口県であった全国伝
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