v11.0
- ID:
- 48497
- 年:
- 2010
- 月日:
- 1102
- 見出し:
- 旧沙弥小・中で大工体験
- 新聞名:
- 四国新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20101101000115
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
本年度から廃校となった香川県坂出市沙弥島の旧沙弥小・中学校で30日、「続・塩飽大工学校」が始まった。
廃校などの使われなくなった建物について、建築家が今後の利活用法を提案する企画「廃校キャラバン」の一環。
初日は子どもたちが大工仕事のワークショップに参加するなど、ものづくりの楽しさ
を体感した。
イベントは、県建築士会中讃支部青年会を母体とする廃校キャラバン03実行委(新名秀樹委員長)が主催。
2008年から毎年開催しており、ことしで3回目。
今回は幕末から明治期にかけ、関西、中国地方を中心に活躍した「塩飽大工衆」復興のため、同校に大工学校を立ち上げる、というコンセプトを掲
げた。
ワークショップでは、ヒノキの角材で、一対のサッカーゴール(高さ約2メートル、幅約3メートル)づくりに挑戦。
木材671件の端に「仕口(しくち)」をつくり、くぎを用いずに組み合わせる伝統的な技法に取り組んだ
現役大工3人を講師に、児童ら約10人が参加。
墨壺(つぼ)を使って引いた線に合わせのこぎりを使うなど、慣れない作業に苦戦しつつも笑顔が広がっていた。
城東小4年の斉藤すみれさん(9)は、「作業は初めての経験。
ものができる過程を見るのはとても面白かった」と喜んでいた
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