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- ID:
- 45947
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0512
- 見出し:
- 旧和泉小が家具工房に 浦河出身の須藤さん
- 新聞名:
- 苫小牧民報
- 元UR(アドレス):
- http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10051101.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
2009年3月末に閉校したむかわ町穂別の旧和泉小学校が、家具・木工の工房として生まれ変わる。
町公募の活用策に須藤隆広さん(47)が応じ、京都府から引っ越してきた。
「地元の木材を使った家具を作りたい」と意欲を見せている。
旧和泉小は、1958年建設の木造平屋建て約750平方メートル。
林業のまち・穂別の特色を生かし、工房など木にかかわるものづくりを想定し、町が活用策を募集していた。
起業者には最大月10万円の生活支援をする。
旧校舎は無償貸与する。
須藤さんは浦河町出身。
米国ユタ州立大で森林学を学んだ。
帰国後、東京で郵便局に勤めたものの、「環境にかかわる仕事をしたい。
木を使う仕事をすることで、環境を守ることを伝えられたら」と退職し、高等技術専門校で木工の技術を習得した。
旧和泉小の利用は、インターネットで知った。
いすやテーブル、家具を手作りし、手ごろな価格から販売したい、という。
「できれば地元の木材を使って、この土地でしかできない家具を作りたい。
のみやかんななど手作業を多くして、味わいのある作品にしたい」と張り切っている。
校舎は古い半面、木のぬくもりが伝わる。
「作品を飾るにはとても良い環境。
陶芸やガラス細工などいろんなジャンルの方とも交流できたら」とも 町が熱心な「木育」にも前向きで、「木を切ったり削るだけではなく、木を植えて育てることも教えたい」と話し、年1回は参加無料の木工教室を開くことにしている
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