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    ID:
    47783
    年:
    2010
    月日:
    0921
    見出し:
    今立・横枕遺跡で高い脚付き木製容器出土
    新聞名:
    福井新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=23759&storytopic=12
    写真:
    -
    記事
    今立町教育委員会は二十一日、同町粟田部の横枕遺跡の発掘調査結果を発表し、福井県内初となる脚付きの木製38件容器の一部や鳥形の土製品、土器、石器などを公開した。
    横枕遺跡は弥生時代中期としては県内最大規模で、全域から大量の土器などが出土している。
     今回見つかった脚付きの木製38件容器は、高さ一〇・三センチ、幅一四・三センチで、完全な脚の部分と器の一部が上部に残っている。
    土器の破片とともに、ごみ捨て場になっていた土壙(どこう)跡から出土した。
    種類は不明だが一本の木から作られており、表面には綾(あや)杉状の文様が彫り込まれるな ど、凝った装飾が施されている。
     調査を担当した町歴史民俗資料館の学芸員、小林博之さんは「敦賀市の吉河遺跡で、脚付きの木製容器が見つかった例はあるが、脚がこれだけ高いものは県内に例がなく、全国的にも珍しい」としている。
    用途については「装飾や大きさから見て祭祀(さいし)用であった可能性もある」という。
     横枕遺跡は広さ約一万平方メートルで、町の工業団地造成事業のため発掘調査した弥生中期(一〇〇―一五〇年ごろ)の集落跡。
    昨年七月二十八日から今年七月末までの一年間の調査で住居跡六棟、方形周溝墓三基、掘立柱建物四棟などが確認されている。
     出土品としては、県内で二例目となる鳥の形をした土製品、石製のくわ、砥石(といし)など石器九点とつぼ、かめ、高坏(たかつき)など大量の土器類が見つかっている。
    同資料館では「弥生中期に限定された遺跡の発掘調査は県内でも少なく、今後の研究に貴重な資料となる」と話していた fff:

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