v11.0
- ID:
- 47614
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0908
- 見出し:
- 「仙山コラボ」の壁掛け時計 天童木工と東北工芸製作所が製品化
- 新聞名:
- 山形新聞
- 元UR(アドレス):
- http://yamagata-np.jp/news/201009/07/kj_2010090700510.php
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
独特の輝きが美しい玉虫塗で知られる仙台市の東北工芸製作所と天童市の天童木工が、互いの技術を融合させた壁掛け時計を製品化した。
天童木工が製造した曲線パネルに、東北工芸製作所が玉虫塗を施した。
県境を越えた「仙山コラボレーション」で、両社は「両県の技術を合わせた製品を今後も
作っていきたい」と意欲を見せている。
玉虫塗は宮城県指定の伝統的工芸品。
東北の産業育成を願って1928(昭和3)年、仙台市に創設された国立工芸指導所で32年に開発された。
銀粉やアルミニウム粉をまいた器に、赤や青などの染料を練り合わせた透明漆を塗り込む技法で、透明な漆の膜を透過した光が銀面で反射し、独特の輝きを放
つ
玉虫塗のモダンな時計を作りたいと、滑らかな曲線パネルを探していた東北工芸製作所の佐浦康洋社長が山形銀行仙台支店に相談。
木を曲げる高い技術を持つ天童木工を同行が紹介し、「仙山コラボ」に結び付いた。
壁掛け時計は35センチ四方、厚さ4センチ。
緩やかなウエーブを描く天童木工製造の天然木パネルに玉虫塗を施した。
グリーンとワインレッドの2種類で、初回限定計50個を販売する。
価格は3万1500円、10月発売の予定
両社は昭和初期、ともに国立工芸指導所で社員が学んだ縁がある。
工芸指導所は67年に閉鎖されたが、天童木工は本県で、東北工芸製作所は仙台で、それぞれ活動し、指導所で身に付けた技術を受け継いできた。
天童木工は「両社は国立工芸指導所で学んだ、いわば同窓生。
こうした縁もあり意気
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