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- ID:
- 47430
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0826
- 見出し:
- みなべで炭づくりの研修会
- 新聞名:
- 日高新報社
- 元UR(アドレス):
- http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2010/08/post-2788.php
- 写真:
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- 記事
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備長炭の製炭技術を向上させようと、 県と県木炭協同組合は24日、 みなべ町清川の備長炭振興館で 「紀州備長炭 山づくり塾」 を開講。
県内の製炭者ら約30人が窯づくりなどで研修した。
若手の製炭士らは炭づくりについて熱心に質問し、 ベテランが体験を基に回答。
活発に意見を交換しながら交流した。
山づくり塾は本年度で2年目の取り組み。
2カ月に1回開き、 これまでに原木のウバメガシの伐採方法などを学んだ。
今回は紀州備長炭振興館近くの研修窯で開講。
県農林水産部林業振興課の大澤一岳主査が講師を務め、 木炭の規格や備長窯の構造などについて説明した。
ウバメガシの害虫となるカシノナガキクイムシについても触れ、 「ウバメガシだけでなく、 ナラやカシなどの木の中に入る虫。
その虫の入ったウバメガシで炭を焼いてもいい炭ができない。
九州や四国など全国的にみられる。
和歌山県では約10年前に新宮市で確認され、 北に向かって被害が広がりつつある」 と状況を説明した。
意見交換では若手製炭士が
「窯の口に穴を開けて空気を入れ込むタイミングをどうはかるのか」、「窯の修理にはどんな土を使えばいいのか」 など日ごろの悩みを質問。
ベテラン製炭士らはそれぞれの質問に 「炭を出す前に少しずつ穴を開けて窯の中に空気を送っている。
だいたい20時間かけて穴を大きくする」、
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