v11.0
- ID:
- 46844
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0715
- 見出し:
- 漂着木回収、月内終了へ 中泊・貨物船座礁 国補助金で作業再
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100714-OYT8T00093.htm
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
カンボジア船籍の貨物船が2005年2月に座礁し、流出した積み荷の木材がいまだ海岸に漂着する中泊町で、木材の回収が月内にも終了する見通しとなった。
国の補助金で回収のめどが立ち、先月上旬、約4年3か月ぶりに回収を再開。
事故から5年半の歳月を経てかつての海がよみがえる。
貨物船「ヘレナ2」(2736トン)は、ナホトカ港(ロシア)から小名浜港(福島県)に木材を運んでいる途中、旧小泊村の小泊漁港近くで座礁した。
船体の撤去作業などにかかった費用は約4億6000万円。
船の所有者であるバハマの海運会社や船を運航したロシアの会社が責任を負わず、国や県、町が負
担した。
積み荷の木材約9700本も流出し、県は06年3月までに、船舶の航行に極めて影響のある波打ち際の約3300本を回収。
ただ、海岸に漂着した木材は残されたままだった。
町によると、沖合はヤリイカやアワビなどの好漁場。
しけになると海に流れた木材が漁船に衝突し、破損する事故も数件起きた。
また、付近は津軽国定公園に指定され、景観も阻害。
町は昨年10月、回収費用の助成を国に申請し、2億2250万円の全額をまかなえることになった。
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