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    ID:
    46735
    年:
    2010
    月日:
    0707
    見出し:
    【バロンズ】木材価格の上昇は短期的
    新聞名:
    ウォールストリート
    元UR(アドレス):
    http://jp.wsj.com/Finance-Markets/node_80027
    写真:
    【写真】
    記事
    木材価格は長期低迷傾向にあるが、安値拾いの買いを受けて一時的に上昇している。
    ただ、相変わらずの景気低迷のため長期的な上昇にはつながらない可能性がある。 Bloomberg News ドア製造用の製材工場(カリフォルニア州)  住宅着工の季節要因を受けて、木材価格は例年夏に上昇する。
    しかし、大恐慌以来で最悪のリセッション(景気後退)の影響で、今年は上昇余地が限られる可能性がある。
    高い失業率と新築・中古住宅の供給のだぶつきが住宅、木材需要の重しになる恐れがある。  小売業者は過去1週間、木材価格の下落を機に在庫を補充した。
    価格は4月21日には1000ボードフィート=337ドルをつけていたが、6月23日には175.20ドルに下落した。
    しかし、この需要増大はおそらく一時的な現象だ。
    実際、TJ&Rトレーディングの木材アナリスト、ボブ・ブック氏は、例年のサマーラリーで 説明できる範囲かもしれないと述べている。
    ただ、価格が急落しない可能性もある。
    卸売業者が最近の在庫減を補充しようとしているほか、製材所が夏の保守休業に入るからだ  シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の木材先物7月限は2日、206ドルで引けた。
    週間上昇率は11.35%  相場は4月終盤から下落し始めていた。
    例年は暖かくなるにつれ増える春の住宅建設が、今年は微増にとどまりそうだと判明した時期だ。
    春の建築ラッシュを見込んで冬場に積み上げられた在庫について、多すぎるとの見方が突然浮上した。 住宅着工件数の減少  背景に住宅着工件数の減少がある。
    商務省が発表した5月の季節調整済み住宅着工件数は、初回住宅購入者向けの税優遇措置が期限切れとなったことを受け前月比10%減少した。
    着工件数の先行指標である住宅着工許可数は、4月の10.9%減に対し5.9%減だった。
    中古住宅の販売も低迷している 。
    全米不動産協会(NAR)によると、5月は新築一戸建てが32.7%減だったのに対し、中古は2.2%減だった。  住宅建設業者の発表でも、税優遇措置の終了に伴い需要が減退している。
    たとえば大手のKBホームは第2四半期の受注が23%減少した。
    住宅建設業者は需要を喚起するため値下げしている。  しかし、ストラテジック・コンセプツ・グループのプレジデント、フレッド・アシュマン氏によると、住宅需要は低迷しているが、製材所の通常保守による影響以上に木材生産が減少することはおそらくない。
    北方産針葉樹晒クラフトパルプの価格は過去最高水準にあり、製材所は生産を増やしている。
    そのため製材 所は好調が続きそうだという。  トレーダーらによると、買い手は木材価格が上昇するか新築住宅需要が増加する可能性があると感じるまで、一斉に市場に戻ることはない見通し。
    どちらの兆しもない現在の買い基調は、4-6月の急落に対する過剰反応にすぎない可能性がある。  ただ、夏が進むにつれ、保守関連や経済的理由による減産が木材相場の下支えになるとブック氏は言う fff:

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