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    ID:
    46432
    年:
    2010
    月日:
    0615
    見出し:
    “カミキリムシ被害材”強度問題なし 県林試など試験
    新聞名:
    日本海新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.nnn.co.jp/news/100614/20100614037.html
    写真:
    -
    記事
    鳥取県内でスギなどのカミキリムシ被害が深刻化している。
    木材は食害により穴が開き、周辺は黒っぽく変色。
    見た目に伴う強度不安で値が付かない状況だ。
    この事態を打開しようと県木材協同組合連合会と県林業試験場は被害材の強度試験を実施。
    中間報告では無被害材との差はなく、「売り込みの裏 付けになる」と今後の試験結果に期待が高まっている。 カミキリムシによる被害材を指さす倉本研究員=鳥取市河原町稲常の県林業試験場  被害をもたらすスギノアカネトラカミキリは、スギやヒノキの枯れ枝に侵入。
    樹木は枯れず、製材にしてみないと被害が分からないことが林業者の負担を増大させている。
    同連合会によると、特に枝打ちが遅れた山林に被害が多く、山全体が全滅の場合も。
    今後、被害は拡大する見通しだという。  2009年度に開始した試験では、縦振動や曲げ、ねじりに対する被害材の強度を無被害材と比較。
    各強度とも差がない結果となった。
    また、食害や変色の大きさ別に行った試験では、角材幅の短いスギで被害が大きいほど強度が落ちる傾向となったが、他はほとんど影響がなかった。  同連合会の長尾範通副会長(58)は「これまで見栄えで顧客が心配し、チップにするしかなかった。
    強度の裏付けがあれば、被害材を特異性のあるブランドとして売り出すことができるかもしれない」と期待する。  同試験場では本年度も試験を行い、最終結果をまとめる考え。
    倉本一紀研究員(35)は「見た目だけで、強度は無被害材と同程度。
    データ蓄積に努め、中間報告を再現性のあるものにしたい」と話している fff:

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