ID : 231
公開日 : 2006年 2月 4日
タイトル
宝庫アマゾン自然森林 管理と運営の委託民営
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新聞名
サンパウロ新聞
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元URL.
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID=8950
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元urltop:
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写真:
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アマゾン天然林コンセッション法案が一日の上院議会本会議において可決、下院議会に回された。天然林一部をコンセッションによって民間業者に委ね、木材伐り出しやエコ観光事業を認める。政府の狙いは、収入確
保と悪徳業者らによる森林乱伐阻止にある。
同法案は上程後一〇ヵ月が経過しており、野党PFL(自由前線党)のジョゼ・アグリッピノ上院議員の「いま一度下院議会で審議されたい」という要求を容れて承認された。
政府は、最初の十年間はアマゾニア地域の三%に相当する公有地一三〇〇万ヘクタールを四〇年間までの期限でコンセッションに出す。木材を伐り出させるほか、エコ観光事業を奨励すれば経済発展、雇用増につな
がる。同地域にはグリレイロと呼ばれる第三者の土地を掠め取って森林を乱伐する悪徳業者の横行が激しい。新法律によってその行動を封じる事も出来るし、二〇億レアル近い税収を期待できるとする。
しかし、同地でのゲノム研究材料、鉱物資源、漁業、狩猟へのアクセスは認めない。また、土地取得も認めない。
アグリッピノ上院議員は、二五〇〇ヘクタール以上の公有地コンセッションは、国会と森林年次認可プラン(PAOF)の事前認可を要する。国境に接しておれば認可取得に国防審議会(正副大統領、上院、下院議長及び
大臣六名をもって構成)の承認を得るなどの条件を付けた。
環境省は同法案に、コンセッション付与を監督するブラジル森林サービス(SFB)、及びSFBを支える国レベルの森林開発基金の設定を盛り込んでいる。
マリーナ・シルバ環境相は、森林乱伐阻止には、アマゾンの悪徳木材密採業者の行動取締り強化しかないが、まず乱れている土地所有権をはっきりさせ、秩序を持たせること、とのべている。
自由社会党(PSOL)のエロイーザ・エレーナ上院議員、ペドロ・シモン上院議員(ブラジル民主運動党=PMDB)、ジルベルト・メストリニョ上院議員(同)らは、アマゾンの公有地民営化だ、プロジエクトそのものの実施
を監督するのが不可能に近い等を理由に反対した。
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