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ID : 225
公開日 : 2006年 2月 4日
タイトル
チップボイラーに注目 経費抑え環境に優しい 灯油の半額以下 龍神の温泉施設
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新聞名
紀伊民報
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元URL.
http://www.agara.co.jp/DAILY/20060204/20060204_001.html
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元urltop:
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写真:
 
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世界的な原油高で企業や家庭が悲鳴を上げる中、木材加工の際に出る木片を燃料とした、田辺市龍神村の温泉宿泊施設「季楽里龍神」のチップボイラーが注目を集めている。国内で初めて宿泊施設に導入。
温泉の加温にかかる費用は灯油の半分以下で、県外の自治体などが視察に訪れている。県は「資源を循環できて環境に優しく、林業活性化につながる」と導入を推進している。
 季楽里龍神は、市の第三セクター「龍神村開発公社」の施設として2004年4月に開業。県内で唯一チップボイラーを設置している。
 導入に携わった田辺市の重根誠治・森林局長によると、龍神温泉は源泉温度が低いため加温しなければいけないが、林業が盛んな旧龍神村では早くから木材を有効利用したエネルギーに着目していた。02年度に調査 費約400万円をかけ、先進地のヨーロッパを視察。その後、地域で木材を安定供給できるかなどを研究したという。
 重根局長は「原油高もあって他の自治体から注目を集めている。経費も節約できているので、今思えば導入に踏み切ってよかった」と胸を張る。
 ボイラーの安定出力は450キロワット。値段が同じぐらいの化石燃料のボイラーより出力が劣るため、温泉の加温、シャワーなどの給湯、ロビーの床暖房への使用にとどめている。多くの熱量が必要な朝や、湯を入れ 替えた直後は予備の灯油ボイラーを使う。
 チップは龍神村森林組合が供給している。オープンから1年間でかかったチップ代は約420万円。発生した熱量をすべて灯油でまかなったとすると約870万円になり、費用が半分程度で済んだ。関係者は「灯油代が上 がっているので、本年度の燃料費は灯油の3分の1程度で済むのではないか」とみている。
 季楽里龍神の寒川省三支配人は「利用客のために温泉は常に温めておかなければならないので助かる」と話す。
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