ID　：　1787

公開日　：　2006年 10月　5日

タイトル

県産木材の品質保証 販路拡大へ県が認証制度導入

新聞名

徳島新聞

元URL.

http://www.topics.or.jp/News/news2006100501.html

元urltop:

写真:

　

　徳島県は、一定の基準を満たした県産木材の品質などを保証する「木材認証制度」を四国で初めて導入し、運用を始めた。県内工場で加工された木材の品質や性能を証明する品質認証と、県内で伐採された ことを示す産地認証の二種類を用意。県産木材のブランド力を高め、販路拡大を目指す。
　認証に当たる機関として、県森林組合連合会と県木材協同組合連合会が「県木材認証機構」（事務局・徳島市津田海岸町五）を一日に設立。森林組合、製材業、流通業者など木材関係事業者が機構に登録し、認証を受 ける仕組みで、四日までに県内の全森林組合と三十五事業者が登録申請した。
　品質認証では、機構が品質・性能基準を独自に設定。用途や材質によって寸法、乾燥度、強度などの厳しい基準を定めており、規格に合っているかどうかを点検する。
　産地認証は、市町村が発行する伐採証明を受けることや、県外産材が混入しないよう分別管理がされていることなどが条件。認証されると、品質や産地の情報を示したラベルを張ることができ、徳島県産の認証木材 であることをＰＲできる。
　県は制度の定着を図るため、認証木材を公共事業に積極的に取り入れていく方針。県林業振興課は「認証は違法伐採でない証明にもなる。外観では分からない木材の製品情報を消費者に客観的に伝えられ、県産木材 への安心感と信頼を高めることにもなる」としている。

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