ID : 15706
公開日 : 2010年 4月 8日
タイトル
伝統的な工法による「手きざみ」加工を代行するサービスが登場
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新聞名
チェッカーズ!
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元URL.
http://www.checker-s.com/news_olTBMh2f0.html?right
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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永山工業株式会社は、木材の加工が難しい都市部の工務店や建築業者に向け、木材の手きざみ加工および、建て方から仕上げまでをトータルにサポートするサービス『木材きざみセンター』を開始した。
職人が手きざみ加工した木材をお届け
手きざみ加工とは、熟練した職人が一本一本性質の異なる木材の目やくせを見極め、墨付け・加工し適材適所に振り分けることで、丈夫で長持ちする家を作り上げるための重要な作業だ。しかし、現在はコスト面で有利
な「プレカット」と呼ばれる機械加工された木材が使用されることが多い。
近年では、耐震性への認識の高まりや本物志向の傾向から、手きざみ加工を希望する施工主が増えつつあるという。しかし、自社で手きざみ加工を行うには、木材の性質をよく理解した熟練の技術を持つ大工と、専用の
加工場が必要になる。このため、多くの現場では技術・設備面の問題から「プレカット」が選ばれている。
こうした問題を解決するために誕生したのが『木材きざみセンター』だ。本サービスを利用すれば、一級建築士の資格を持ち、手きざみによる施工技術を備えた経験・実績ともに豊富な大工が、墨付け・木材の手きざみ
加工を代行し、建築現場まで搬送してくれる。
また、数寄屋造り・化粧造り・蔵造りといった特殊な工法に不安がある工務店や、人手不足の建設業者に向けては、手きざみ加工から建て方、完成までを一貫して代行するサービスも用意されている。
Editor's eyes
高度な知識と長い経験を必要とする手きざみ加工は、良い住宅を作るために必要な技術であるが、そのための職人は減りつつある。本サービスは、品質とコスト、そして合理化のバランスが取れるというビジネス的な
側面に加え、失われつつある伝統の技術や工法を継承していくための布石ともなる、画期的なサービスかもしれない。
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