ID　：　15594

公開日　：　2010年 4月　3日

タイトル

ＦＳＣ認証の県産材活用　 割りばし、コピー紙販売　

新聞名

山梨日日新聞

元URL.

http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/04/03/14.html

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森林管理や木材の加工・流通が適正に行われていることを示すＦＳＣ（森林管理協議会）認証を受けた県産材の割りばしとコピー用紙が新たに開発され、販売が始まった。県は割りばしを県産材のＰＲグッズとし てイベントで配るほか、コピー用紙を使うなどして県産材の有効活用をＰＲする。
　ＦＳＣは（１）森林管理が適正か（２）ほかの木材と混ざることなく加工・流通管理されているか－の２種の認証があり、ロゴマークは、環境に配慮し不法伐採材を使っていないことを示すお墨付きになる。
　割りばしは、大月市の東林業が県産スギ材を原料に約１０万膳（ぜん）を製造。はしにロゴマークの焼き印を入れ、はし袋に「やまなしの県有林」と印刷している。５膳入り１セットで、価格は長さ２４センチが１２６円、２１ センチが１０５円。県は２４センチを２０００セット購入し、緑化キャンペーンなどで配布する。
　一方、コピー用紙「やまなし森の紙」はＡ４判、１箱２５００枚入り。県産材を県内工場でチップ化し、三菱製紙が製造している。販売を担当する甲府市のフジカワ紙販は「価格は一般的なコピー用紙に比べ１割ほど割高だ が、県産材の有効活用のために使ってほしい」と話している。
　県有林は２００３年にＦＳＣ森林認証を受けた。認証面積は全国１位の１４万３千ヘクタールで、全国の認証面積の約４４％を占めている。

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