ID : 15479
公開日 : 2010年 3月26日
タイトル
学校施設木材利用で事例集/設計者選定の要点記す/文科省,林野庁
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新聞名
日刊建設通信新聞
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元URL.
http://www.kensetsunews.com/news/news.php?date=20100326&newstype=kiji&genre=1
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元urltop:
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写真:
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文部科学省と農林水産省林野庁は25日、学校施設の木材利用の推進を検討する「学校の木材設計等を考える研究会」(座長・長澤悟東洋大教授)を開き、これまでの検討結果を報告書案「あたたかみと潤いの
ある木の学校取り組み事例集(仮称)」としてまとめた。自治体の職員を主な対象に、学校施設で木材利用に取り組みやすくなるよう、木材利用検討の進め方やコスト抑制方法などのポイント、工夫した取り組み事例を示
している。報告書は4月に策定する。
報告書案は、(1)学校施設における木材利用の現状と取り組み(2)木材利用の意義と効果(3)木材利用を進めやすくするための方策(4)木材を利用したさまざまな空間(5)今後の課題――で構成する。特に方策では、行政や
材料供給者、設計者、施工者、学校関係者などによる検討組織の設置が重要とした。また、実際に木材を利用する学校づくりの進め方を提示。木造施設建設や内装木質化の条件、検討組織や設計者選定での検討内容例
、事業スケジュールなどを記述した。
各自治体の実際の取り組み事例は、▽自治体としての木材利用推進体制構築▽市町村有林を伐採して利用▽地元森林を伐採して利用▽流通材を利用▽内装木質化――の5つに整理した上で、学校整備の目的や設計
者の選定、木材調達の取り組み、木材の性能確保、工事発注方式など具体的に紹介している。
今後の課題では、公共建築物の整備に対応した木材製品の安定供給と加工体制整備、木造設計担い手の育成、設計・施工・行政・材料供給・地域住民などの関係者の連携を支援するコンサルティング的な役割を担う組
織の形成、公共施設に必要な大断面・部材の規格化などをあげている。
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