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ID : 15440
公開日 : 2010年 3月19日
タイトル
玄人はだし木工作品 元大工の男性が個展 篠山 
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/0002804215.shtml
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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長年の大工仕事のため、脊髄を傷めた西田武さん(73)=篠山市県守=が、リハビリを兼ねて打ち込んだ木工作品展を、篠山市乾新町の「コミュニティカフェ・みーつけた」で開いている。半世紀を超える経験を 生かし、木目の美しいお盆やサクラなどの根から作った花器など、玄人はだしの作品約50点を展示している。(敏蔭潤子)  西田さんは17歳で大工になり、木造住宅の建設などに従事。71歳まで仕事を続けた。しかし、重い建材などを運び続けたことが原因で、脊髄の神経が圧迫される腰胸脊柱管狭窄症を患った。昨年2月に病院で手術を 受けたものの、腰から下にまひが残ったという。
 大工仕事からの引退を余儀なくされ、一時は何もする気が起きなかったという西田さん。リハビリを兼ね、以前から興味があった木工を始めて前向きになったという。
 作品作りには、仕事の傍ら約30年前から集めてきた床板や床柱の端材を使った。手になじんだカンナやノミなどを使い、一つの作品に1カ月以上かけることもある。
 こだわったのは、木目の美しさ。オレンジ色の木肌を生かしたカリンのお盆、中央に木目を残したヒノキのまな板…。木目を生かすために塗料は一切使わないという。
 また、山中で拾い集めたマツやサクラの根は、木目が美しく見える角度を探し、5種類のヤスリで磨き、中央に穴を開けて一輪挿しにした。
 大工の技を生かした作品の出来栄えに、知人からわけてほしいという要望もある。西田さんは「普通は捨ててしまうような節ばかりの木も、生かし方によっては美しい作品になる。何年もかけて成長した木目の美しさを 見てほしい」と話している。
 26日まで。無料。みーつけたTEL079・554・2600
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