ID : 15393
公開日 : 2010年 3月17日
タイトル
北部県産材Cに5億円(県森連)
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新聞名
群馬建設新聞
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元URL.
http://www.nikoukei.co.jp/gunma/201003/20100317/kj100317_01.htm
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元urltop:
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写真:
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6月までに工事発注
C材まで100%買い取り 群馬県森林組合連合会は、新年度に北部県産材センターを建設する。総事業費は5億円程度を見込んでおり、県の新年度予算案には整備費補助金として4億4340万9000円が計上されて
いる。建設場所は、「渋川周辺」で検討を進めているところで、今月中にも建設場所を決定し、新年度早々にも設計を委託、6月ごろまでには工事発注したいとしている。工事は、指名競争入札により発注したい考え。
同センターは、A材、B材、C材すべてを一括で買い取る施設。B材やC材については、他県の合板工場などに持ち込まれることが多く、県内においては『出口』のない状態が続いていた。この課題に対応するため、同連
合会ではC材までを含めたすべての材を100%買い取ることで出口問題の解決を図ろうと新センターの建設を計画した。このような施設は全国的にも珍しく注目を集めている。
同センターの仕組みは、A材、B材、C材すべてを買い取り、このうちA材については、そのまま製材工場へ販売していく。B材については集成材の原料として一次加工してから集成材工場へ販売。C材についてはチップ
へ加工し、良質なものは製紙工場へ、それ以外についてはバイオマス発電所などに販売していく考え。また、バーク(樹皮)についてもやはりバイオマス発電所などを対象に幅広く販売する。
敷地は、最低2haは必要としており、2~3ha程度で現在建設場所を検討している。今月中にも場所を確定し、新年度早々にも設計を委託、6月ごろまでには工事発注したい考え。12月には施設を完成させ、来年1~3
月の期間で試運転を行い、4月から本格稼働させたいとしている。
現在の相場は、1立法mあたりA材が1万円、B材7000円、C材4000円となっているが、同連合会の八木原勇治専務は、「利益を上げることで買い取り価格も相場より高くしたい。将来的にはA材1万1000円、B材80
00円、C材5000円程度になればいいと思っている。すべての材を少しでも高く買い取ることで、森林所有者の経営が安定し、さらに経営意欲の向上にもつながればいい。それが一番の目的」と話している。
なお、同連合会が現在、行っている木材市場については、同センターの業務とは別に継続して実施していく。
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