ID : 15234
公開日 : 2010年 3月 5日
タイトル
掛川の川上さん 原発技術者から木工ろくろの道
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新聞名
静岡新聞
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元URL.
http://www.shizushin.com/news/local/west/20100305000000000027.htm
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元urltop:
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写真:
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掛川市葛ケ丘在住の元原子力発電所計装技術者川上敬信(たかのぶ)さん(68)が定年退職後、木工ろくろ工芸に打ち込んでいる。自然豊かな同市五明に工房を構えて技術を磨き、作品はプロ級の出来栄え。「
第二の人生で木工ろくろを極めてみたい」と木の文化が息づく掛川で、木の端材を再利用し、新しい役目を与えている。
川上さんは岡山県井原市出身。1972年に旧大東町に移住し、浜岡原発1号機の建設にもかかわった。多忙で安全第一が求められる仕事を終え、木工ろくろを始めた。
井原市ではせん茶を楽しむ人が多く、父親の故私夫(やすお)さんも茶道具を買っていた。川上さんは「自分で制作できるのではないか」と子供のころから思っていたという。
退職後、ホームセンターで買った道具で制作していたが納得のいく作品ができず、古里岡山県の高梁市の職人から道具を買って技術も学んだ。最近は地域の文化祭などで作品を出品するようになった。
加工する木はケヤキやマツ、ヒノキ、スギ、クワ、カヤなど。島田市の工務店から端材や古い木を譲り受け茶道具や香合、大皿、お盆、おしゃれな木製文鎮などに仕上げている。
あえて非売品にしているのは「注文などで仕事に追われたくないから」。じっくり自分のペースでろくろを回し、「バイト」と呼ぶ細いかんなを当てる作業に集中している。
川上さんの父方の祖父は大八車職人で母方の祖父は指物師だった。「将来は昔の人が作った、お経を入れる『百万塔』を作ってみたい」と目標を掲げている。
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