ID : 15203
公開日 : 2010年 3月 4日
タイトル
新事業創出 公庫、2社に出資 木質燃料ペレット
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新聞名
琉球新報
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元URL.
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-158614-storytopic-4.html
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写真:
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沖縄振興開発金融公庫(金井照久理事長)は2日、ベンチャー企業向けの新事業創出促進出資事業として2社への出資を発表した。木質燃料ペレットの製造・販売のバイオマス再資源化センター(うるま市、前堂
正志社長)に3千万円、防災防犯システム構築のアイテックソリューションズ(南城市、山口康夫社長)に1千万円を出資した。
バイオマス社は建設廃材などの木材を産業廃棄物関係団体から有償で受け入れ、発電用のペレットに加工し、石炭の代替品として沖縄電力に販売する。木材チップを独自の衝撃粉砕乾燥機で粉末にするため、乾燥の
ための外部加熱などが要らず、燃焼排気ガスが出ないなどの利点がある。
4月以降、本格稼働すれば約2万トンが生産可能で、石炭代替として二酸化炭素(CO2)の県の削減目標の4%に当たる約4万トンの削減が可能と説明している。出資後の資本金は7800万円。前堂社長は「下水汚泥の
再資源化などの研究を進めたい」と話した。
アイテック社は前身の芝通沖縄事業所時代に南城市の地域防災システムを構築。光ファイバーなどを使い、地域の一斉放送と登録者へのメール送信などで災害や生活情報を配信している。
集合住宅の防犯システム構築で中古マンションの資産価値を高める事業も提案する。出資後の資本金は3005万円。山口社長らは「地デジ放送との連携で、テレビを見るだけでローカル情報を得られるシステムを構
築したい」と述べた。
同公庫の外間明新事業育成出資室長は「ビジネスモデルの補強などで事業展開を支援したい」と話した。
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